こんにちは、おのやまです。
中学で不登校を経験した長女がおり、定時制高校に進学・卒業して現在は地元で働いています。
長女は小学生の頃から学校を休みがちで、中学2年の夏休み明けからほぼ学校に行けなくなってしまいました。
今まさに子どもが不登校で悩んでいる保護者の方、もしくは不登校になってしまった学生さんがここに来てくれているかもしれません。
このブログでは当時、私と長女が不登校に悩みながらもどうやって乗り切ってきたかを書いています。今回は主に、不登校の時期を振り返って感じたことを載せてみました。
学校には不登校の相談をすることができなかった
完全に不登校になる前は、朝に家を出ても学校に行かず、途中で帰ってきてしまうということが長い間続きました。
出勤中に学校から長女がまだ登校していないと連絡があり、その場で家に電話をして長女が在宅であることを確認し、再度学校に連絡して自宅にいることを伝えました。登校途中で事故や事件に巻き込まれてはいないこと、自宅で無事にしていることを学校に伝える必要がありました。
長女が学校に行かないことに加えて毎日の電話対応も負担になり、朝学校に来なかったら欠席ということにしてもらえないかと申し出たこともあります。
どこにも相談できず1人で悩む日が続きました。
学校や先生は相談を持ち掛ける対象ではなく、むしろ学校や先生に対して私達はどうしたらいいのかが分からず途方に暮れていました。
相談室登校の生徒を授業や行事に参加させようとすることについて
相談室登校が始まると朝10時に行って自習をし、同級生と顔を合わせないよう少し早めに下校していました。
この自習をしている間に担任の先生や同級生が相談室を訪れ、次の授業に出てみないかと誘ったり、合唱会の練習に参加させたりしていたのです。
これを聞いてショックを受けました。
長女は人から強く言われると断れません。先生は長女が合唱会の練習に参加できたことを褒めていました。学校側は相談室登校を「生徒が学校生活に戻るためのリハビリ」だと考えているのではないかと感じました。
相談室に登校できる日は減っていき、1ヶ月も続きませんでした。
定期テストを受けるように勧めてくる
昔に比べて中学生の学習量は格段に増えていて、教科書、ドリル、プリント、課題の量に圧倒されます。
定期テストが近くなると「適応指導教室でもテストが受けられるようにしますので、ぜひ受けて下さい」と先生が自宅訪問の時に強く勧めてきました。
学校の授業を全く受けていない状態で、試験範囲のプリントを山のように手渡しながら言うので困惑しました。とにかく受けることに意味があるのか…それともこのプリントの内容を詰め込めるだけ詰め込んで臨めということなのか…色々考えても答えが出ないので長女に振ると「受けない」の一択だったので結局一度も受けませんでした。
通信制高校、定時制高校に関して中学校で得られる情報が少ない
進路決定(志望校)についての三者面談があった時に通信制か定時制を考えていると伝えたところ、その辺りの高校に関してはよく分からないと言われました。
通信制や定時制に進学する生徒がほとんどいないのだと思いました。
これらの高校は子供の目的や生活スタイルに合った選択にもなるので、個々での情報収集が適しているとも言えます。 適応指導教室でも進路指導があり、そちらは実際に通信制や定時制に進んだ卒業生の話なども聞けて参考になりました。
学校と子供の板挟みで悩んだら教育支援センターに相談を
学校への対応に迷ったら、子どもの気持ちを優先させるのが一番です。
ですが本人もどうしたらいいのかが分からない、本心が言えないということも多いと思います。
学校にはこうして下さい言われる、でも子どもは嫌がっている…

学校と子ども、どちらを優先させたらいいのか…
こんな板挟みになってしまったら、第三者に相談してください。
教育支援センターはこのようなケースをたくさん取り扱っていますので、状況に応じたアドバイスをしてくれます。
1人で悩んでいると思い詰めてしまうので、こうした機関を利用していきましょう。